ホームセンターやネットショップでよく見かける「アースマン(EARTH MAN)」の電動工具。「価格が安くて魅力的だけど、本当にちゃんと使えるの?」と気になっていませんか。購入前に調べてみると、アースマンの電動工具は評判が悪いとか、壊れやすいといった口コミを目にして、一歩踏み出せずにいる方も多いはずです。
まるのこ助ネットで「アースマン」って調べると「壊れやすい」とか「ゴミ」とか出てきて不安なんだけど…。やっぱり「安物買いの銭失い」になっちゃうのかな?



その気持ち、すごく分かります!でも実は、アースマンが壊れるのには「明確な理由」があるんです。そこさえ理解すれば、DIY初心者にとっては最強のコスパ工具になるんですよ!
修理や部品の取り寄せができるのか、マキタと比較して性能はどうなのかといった点も悩みどころですよね。そもそも、どこの国のメーカーなのかも気になるところです。
今回は、そんな疑問をすべて解消するために、実際のところどうなのかを深掘りしていきます。私自身も最初は不安でしたが、調べていくうちに「なるほど、そういうことか!」と納得できる理由がたくさん見つかりました。
- 運営母体である株式会社高儀の信頼性と歴史的背景
- 「壊れやすい」と言われる本当の理由と、長持ちさせる使い方のコツ
- マキタなどのプロ用工具との決定的な違いと、価格差の理由
- アースマンを選ぶべき人と、絶対に選んではいけない人の特徴
アースマン電動工具の評判と壊れやすいという噂の真実
ネット上の口コミを見ていると、どうしても「すぐに煙が出た」「パワーが足りない」といったネガティブな意見が目についてしまうものです。ここでは、アースマンの電動工具に関する評判の真相と、なぜ「壊れやすい」と言われてしまうのか、その背景にある構造的な理由について詳しく解説していきます。
- どこの国のメーカー?製造元・株式会社高儀の信頼性
- すぐ壊れやすい?故障の原因とプロ仕様との違い
- インパクトIDR-180LiBの重さと使用感
- トリマーが動かない故障事例と連続使用時間の限界
- 故障時の修理対応とサポート体制の落とし穴
どこの国のメーカー?製造元・株式会社高儀の信頼性


まず最初にハッキリさせておきたいのが、EARTH MAN(アースマン)というブランドが「怪しい海外メーカーではないか?」という点です。Amazonなどで見かける、聞いたこともないアルファベットの羅列のようなメーカーだと、連絡がつかなくなったり、そもそも日本語が通じなかったりと、サポートが皆無なことが多いですよね。
実はアースマンを展開しているのは、新潟県三条市に本社を置く「株式会社高儀」という日本の企業です。三条市は「金物の町」として知られ、工具・金物の集積地でもあります。創業は慶応2年(1866年)で、設立(1940年)から見ても80年以上の歴史を持つ老舗企業として情報が公開されています。
企業としての規模も、公開情報で確認できる範囲では以下の通りです。
| 項目 | データ |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社 髙儀(Takagi Co., Ltd.) |
| 本社所在地 | 新潟県三条市塚野目2341-1 |
| 創業 | 1866年(慶応2年) |
| 売上高 | 363億円(2024年12月実績・グループ全体として公開されている数値) |
| 従業員数 | 736名(公開情報:パート含む時点表記あり) |
(出典:株式会社髙儀「会社案内」)
なお、製品の生産については、モデルやロットによって原産国が異なる可能性があります。実際に流通している取扱説明書や商品仕様では原産国が中国と表記されている例もあるため、購入時は「本体表示」「箱」「取扱説明書」の原産国表記で確認するのが確実です。
いわゆる「売りっぱなし」で連絡先も不明な無名ブランドとは違い、「日本国内の問い合わせ窓口が明確である」こと自体が、購入時の安心材料になりやすいのは事実です。高儀という母体がある点をもう少し知りたい方は、同じサイト内でPB/OEM系の構造を整理した記事(DCM電動工具の製造元はどこ?マキタとの互換性や評判を調査)も合わせて読むと、全体像が掴みやすいと思います。
すぐ壊れやすい?故障の原因とプロ仕様との違い



でもやっぱり口コミを見ると「数回使っただけで煙が出た」って書いてあるし…。ちゃんとした会社が作ってるのになんでそんなに壊れるの?



そこが最大の誤解ポイントなんです!実は製品が悪いのではなく、「プロ機と同じペースで休まず使い続けている」ことが故障の大きな要因になりやすいんですよ。
では、なぜこれほどしっかりした企業が関わっているのに「壊れやすい」という評判が出てくるのでしょうか。ここで重要なのは、私たちが工具に期待するレベルと、実際の製品が想定する使用条件との間に「ミスマッチ」が起きやすい点です。
プロが使うマキタやHiKOKIの工具と、アースマンのようなDIY向け工具では、そもそも想定されている「定格時間(連続して使い続けられる時間)」や耐環境性の設計思想が違うことが多いです。実際に、DIY向け電動工具の取扱説明書では「短時間の使用を前提」「長時間の連続作業はしない」といった注意書きが明記されている例があります。
| 項目 | プロ用工具(マキタ等) | DIY用工具(アースマン等) |
|---|---|---|
| 想定ユーザー | 毎日現場で使う職人 | 週末に使うサンデーメカニック |
| 定格時間 | 連続使用に強い(長時間OK) | 機種により「20分」など短めの設計例がある(取扱説明書の定格時間表記に従う) |
| 放熱設計 | アルミボディ等で放熱性を高めた設計が多い | 樹脂ボディ中心の機種も多く、条件によっては熱がこもりやすい |
| 価格 | 高い(数万円〜) | 安い(数千円〜) |
故障の最大の原因は「熱」です


連続使用時間(定格時間)の目安を超えて無理に使い続けると、モーターや制御部が熱を持ちやすくなります。結果として、内部部品の劣化が進んだり、保護回路が働いたり、最悪の場合は故障につながることがあります。「まだ動くから」といって休ませずに使い続けることが、トラブルの引き金になりやすいのは事実です。
特に、硬い木材で回転が落ちているのに押し込み続ける、詰まり気味の状態で回し続ける、といった使い方は負荷が急増します。ここはメーカーや機種に関わらず注意が必要です。
つまり、「不良品だから壊れた」というよりも、「想定より重い負荷・長い連続使用でDIY機の設計範囲を超えた」というパターンが、悪い口コミとして出やすい構図があります。
インパクトIDR-180LiBの重さと使用感
アースマンの中でも人気があるインパクトドライバー「IDR-180LiB」について見てみましょう。このモデルは、販売店の仕様表で最大トルク約170N・mや重量約1.4kgといった記載が広く見られ、価格帯に対して「数値上は強い」ことが注目されがちです(※仕様表記は販売店や掲載時期で差が出ることがあるため、購入時は商品ページの最新仕様を必ず確認してください)。
| 項目 | IDR-180LiBのスペック | 一般的なプロ機の目安 |
|---|---|---|
| 最大トルク | 約170N・m(販売情報でよく見られる表記) | 約180N・m |
| バッテリー | 18V 2.0Ah × 2個付属(セット構成例) | 18V 6.0Ah(別売が多い) |
| 重量 | 約1.4kg(表記例) | 約1.5kg(ただしバランスが良い機種が多い) |
| 価格 | 1万円台前半(フルセットの相場例) | 5〜6万円(フルセットの相場例) |
ただし、体感の「重さ」は数値だけでは決まりません。「ずっしりと重い」と感じるかどうかは、重量そのものに加えて「重心バランス」「グリップ形状」「振動の質」などが影響します。プロ機はここに設計コストをかけていることが多く、同じ重量でも疲れにくい傾向があります。
例えば、ウッドデッキ作りで数百本の長いコーススレッド(木ねじ)を打ち込むような作業だと、手首や腕がかなり疲れる可能性があります。逆に、以下のような用途であれば、この重さはそこまで気にならないかもしれません。
- 年に2回のタイヤ交換(パワーが必要なので相性良し)
- 本棚やカラーボックスの組み立て
- たまに行うフェンスの補修
「パワーはあるけど、取り回しや疲労感は価格相応になりやすい」と割り切って使うのが現実的です。インパクトドライバーの扱い(音・打撃の特性・無理な負荷のかけ方など)をもう少し深掘りしたい場合は、同じサイト内の解説(インパクトドライバーの打撃オフは可能?ドリルモードと故障診断)も参考になります。
トリマーが動かない故障事例と連続使用時間の限界


トリマーに関しても「数回使っただけで動かなくなった」という厳しい意見を見かけることがあります。トリマーは毎分2万〜3万回転級の高速回転で使われることが多い工具なので、条件次第ではモーターへの負荷が大きくなりやすいのは事実です。
ここで重要なのは、「一気に削ろうとして送りが速すぎる」「切込みが深すぎる」などの使い方をすると、回転が落ちて負荷が跳ね上がり、停止や発熱につながりやすい点です。これはアースマンに限らず、ルーター/トリマー系全般でよくある落とし穴です。
アースマンのトリマーを壊さずに長く使うためには、以下のステップを守ることが重要です。
アースマン製トリマーを長持ちさせる鉄則
- 一気に削らない:深さを3mm程度ずつ小分けにして削る。
- ゆっくり動かす:モーターの回転音が下がらない程度の速度で進める。
- こまめに休む:短時間使用→冷却を挟み、本体の熱を逃がす。
- ビットをケチらない:切れ味の良いビットを使うことで、モーターへの負荷を減らす。
硬い木材を一気に深く削ろうとしたり、長時間連続で回し続けたりするのは厳禁です。「少し削ったらモーターを休ませる」という意識が、寿命を大きく左右します。
故障時の修理対応とサポート体制の落とし穴
もし壊れてしまった時のサポートですが、ここも注意が必要です。保証期間内であっても、メーカー側の確認で「過負荷による故障」と判断されると有償修理になる可能性があります。ユーザーとしては「普通に使っていただけ」でも、設計上の想定を超える負荷・連続使用だった場合は、判定が厳しくなることがあります。
また、修理に出す際の送料がユーザー負担になるケースもあり、「修理代+送料で新品が買えてしまう」状態になり得ます。ここは事前に購入店・保証規定を確認しておくのが安全です。
購入店の保証が重要かも
メーカー直接の修理依頼だと判定や費用負担が発生することもあるため、購入店の延長保証・初期不良対応・交換対応が手厚い販売店を選ぶのは現実的な防衛策です。大手量販店やホームセンターでも対応は店舗・購入条件で変わるため、購入前に保証内容を確認しておくと安心です。
アースマン電動工具の評判をライバル製品と比較
アースマンを検討しているということは、おそらくマキタや他のメーカーとも迷っているはずです。ここではライバル製品と比較した時の立ち位置を整理します。
- マキタと比較して分かる価格差と耐久性の理由
- 電気丸ノコの安さと安全機能の注意点
- 消耗部品はモノタロウ等で入手可能か
- 新シリーズSHARE LINKの18V互換性
- アースマン電動工具の評判から見るおすすめな人
マキタと比較して分かる価格差と耐久性の理由



本当はマキタが欲しいけど、フルセットで5万円はさすがに手が出ない…。やっぱり無理してでもマキタを買うべき?



もしあなたが「週末DIY」メインなら、そこまで無理する必要はありません!浮いた数万円で「良い木材」や「塗料」を買う方が、結果的に作品のクオリティが上がって幸せになれるかもしれませんよ。
「予算があればマキタがいいのは分かってるけど、高すぎる…」というのが本音ではないでしょうか。マキタとアースマンの価格差は、そのまま「耐久性」と「精度」の差として現れやすい傾向があります。具体的に何が違うのか、比較表で見てみましょう。
| 比較項目 | マキタ(プロ機) | アースマン(DIY機) |
|---|---|---|
| 価格 | 高い(セットで4〜6万円) | 安い(セットで1〜1.5万円) |
| 耐久性 | 毎日使っても数年持つ設計が多い | 使用頻度が低い前提の設計が多い |
| 防塵・防滴 | あり(APTなど) ※粉塵や雨に強い設計例 | 基本的になしの機種が多い ※水濡れ・粉塵は要注意 |
| 軸ブレ | 極小(精密作業も可) ※設計・部品精度が高い傾向 | 多少ある場合がある(DIYなら許容範囲になりやすい) ※個体差・機種差あり |
| 修理体制 | 営業所・サービス網が強い | 販売店経由や郵送対応になることが多い |
マキタの製品は、粉塵侵入対策や部品精度、サービス網など、「現場で止まらない」ためのコストが価格に反映されています。
対してアースマンは、そうした要素を必要最低限にして価格を下げています。もしあなたが「週末にちょっとDIYを楽しむ」程度であれば、マキタはオーバースペック(過剰品質)になり得ます。その価格差(数万円)で木材や塗料を増やしたほうが、結果として満足度が上がるという考え方も十分に合理的です。
電気丸ノコの安さと安全機能の注意点


丸ノコに関しては、アースマンは5,000円〜7,000円程度で買えるモデルがあり、圧倒的に安いです。ただ、ここは慎重になってほしいポイントがあります。丸ノコは電動工具の中で怪我のリスクが高い道具の一つだからです。
安いモデルには、以下のような安全機能が省略されている可能性があります(※機種により搭載有無が異なるため、購入前に仕様表で必ず確認してください)。
安価なモデルで注意すべき機能の省略
- 電子ブレーキが弱い/非搭載:スイッチを離しても、刃が惰性でしばらく回り続けることがあります。
- キックバック対策が限定的:噛み込み時の制御や作業姿勢の注意がより重要になります。
- ベースプレートの剛性差:薄板の場合、衝撃で曲がると直角精度に影響が出ることがあります。
「とりあえず木材が切れればいい」という解体作業や、薪作りなどには便利ですが、精密な家具を作りたい場合や、丸ノコ初心者で怪我が心配な場合は、もう少し予算を上げて安全機能が充実した機種を検討したほうが安心かもしれません。
消耗部品はモノタロウ等で入手可能か
ここでアースマン(高儀)の意外な強みをお伝えします。無名ブランドだと、カーボンブラシやパッキンなどの消耗部品が手に入らず、ちょっとした部品の摩耗で工具全体を捨てるしかないケースがあります。
しかし、アースマンはモノタロウなどで「EARTH MAN 部品」として修理部品・メンテナンス部品が流通している例が確認できます。取り扱い品目は機種や時期で変わるため、必要部品が必ず出るとは限りませんが、「部品で延命できる余地」があるのはメリットです。
- コンプレッサーのパッキン(機種別部品として扱われる例)
- サンダー系の消耗パーツ(カテゴリによっては取り扱いあり)
- ディスクグラインダー等のカーボンブラシ(交換部品として流通例あり)
ある程度自分でメンテナンスができる人にとっては、部品が手に入るだけで「使い捨て」になりにくく、結果的にコスパが良くなる可能性があります。
新シリーズSHARE LINKの18V互換性


最近、高儀が強化しているのが「SHARE LINK(シェアリンク)」というシリーズです。白を基調としたデザインの製品もあり、従来のイメージと違って見えるのは事実です。
特に注目点として語られやすいのは、ブラシレスモーター搭載モデルがあることと、シリーズ内で18Vバッテリーを共通化している(=SHARE LINK 18V専用)という方向性です。シリーズ内で使い回せる対象として、以下のようなカテゴリがラインナップに含まれることがあります(※モデルや販売時期で変動します)。
- インパクトドライバー
- インパクトレンチ
- 電気丸ノコ
- ディスクグラインダー
- ハンディブロワ
また、公開情報として、「EARTH MAN SHARE LINK 18V充電式ブラシレス丸鋸」が2025年度グッドデザイン賞を受賞したことが高儀側の受賞製品一覧で確認できます。
一方で、互換性については誤解が起きやすいポイントです。「18Vなら何でも共通」ではなく、同じ18Vでもシリーズが違うと形状・仕様が違い、互換がないことがあります。購入前に「シリーズ名」「対応バッテリー型番」「対応充電器」を必ず確認してください。
アースマン電動工具の評判から見るおすすめな人
ここまでの情報を踏まえて、アースマンの電動工具は「買い」なのかどうか、結論をまとめたいと思います。
アースマンがおすすめな人
- 年に数回、家具の組み立てやタイヤ交換をする程度のライトユーザー
- 「弘法筆を選ばず」の精神で、道具の癖に合わせて工夫できる人
- とにかく初期費用を抑えて、浮いたお金を材料費に回したい人
- 壊れたら自分で直すか、最悪買い換えるという割り切りができる人
やめておいたほうがいい人
- 形から入りたい、所有欲を満たしたい人
- ミリ単位の精度にこだわりたい完璧主義の人
- ハードな作業を長時間連続で行う予定がある人
- 道具のメンテナンスや調整が面倒だと感じる人
アースマンは、決して「悪い工具」ではありません。「使い手の理解度(負荷・連続使用・冷却)で評価が大きく変わる工具」だと言えます。自分の用途がDIYの範囲内であれば、価格に対して頼もしい味方になり得ます。
【Q&A】アースマン電動工具についてのよくある質問
最後に、購入を検討している方がよく抱く疑問について、Q&A形式で回答をまとめました。
ぜひ、自分のスタイルに合った工具選びをしてくださいね。





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