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チェーンソーで竹を切るコツ!初心者向けの刃の選び方と安全な倒し方

チェーンソーで竹を切るコツ!初心者向けの刃の選び方と安全な倒し方
ビット君

裏山の竹を切りたいんだけど、手作業のノコギリじゃ全然終わらないし……。でも、チェーンソーって竹を切るにはちょっと怖いイメージがあるんだよね。

ネジしめ太

竹は普通の木と違って中が空洞ですし、表面もツルツルしていて滑りやすいので、実はチェーンソーで竹を切るのには少しコツがいるんですよね。

放置竹林の問題は全国的にも深刻ですが、適切な道具選びと正しい手順さえ知っておけば、もっと楽に安全に竹林整備を進めることができますよ。この記事では、私が実際に調べたり試したりして分かった、竹専用の道具の選び方や、事故を防ぐための具体的な切り方のポイントを分かりやすくお伝えします。処分に困る伐採後の竹をどう活用するかについても触れているので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

この記事で分かること
  • 竹切り専用のソーチェーンを選ぶメリットと選び方
  • 初心者でも迷わないエンジン式とバッテリー式の使い分け
  • 竹特有のしなりや割れを防ぐための安全な伐採手順
  • 伐採した後の竹の処分方法や自治体の補助金活用術
目次

チェーンソーで竹を切る前に知るべき基礎知識

竹を切る作業は、庭木の剪定とは少し勝手が違います。まずは、なぜ竹専用の準備が必要なのか、道具選びの基準からじっくり見ていきましょう。普通の木と同じ感覚で挑むと、思わぬトラブルに繋がることもあるので、事前の知識がとても大切になりますよ。

  • 初心者におすすめの竹切り用ソーチェーン
  • エンジン式とバッテリー式の違いを比較
  • 傾斜地や密集地で竹を伐採する切り方のコツ
  • 安全な作業に欠かせない保護具と服装
  • 下半身を守るチャップスや防護ズボンの重要性

初心者におすすめの竹切り用ソーチェーン

初心者におすすめの竹切り用ソーチェーン

チェーンソーの刃、つまりソーチェーンには、実は竹切り専用のものがあるって知っていましたか。普通の木材用でも全く切れないわけではないのですが、竹の表面は非常に硬いうえにケイ素という成分を含んでいるので、あっという間に刃がボロボロになってしまうんです。そこでおすすめなのが、カッターの数が通常の2倍付いている「フルカッター」というタイプの刃です。

竹切り用ソーチェーン(91Fタイプなど)の特徴

  • 刃の数が多いため、硬い竹の表面でも滑りにくく食いつきが良い
  • 切断面が綺麗に仕上がりやすく、竹が縦に裂けるのを防いでくれる
  • 振動が少なく、初心者の方でもコントロールしやすい

代表的なのはオレゴン社の「91F」というシリーズですね。もしお手持ちのチェーンソーが標準的なモデルなら、チェーンをこれに交換するだけで、驚くほどスムーズに作業できるようになります。刃の数が多い分、研ぐ手間は増えますが、その価値は十分にありますよ。また、細かい刃が連続して当たるので、中空構造の竹を叩き切るような衝撃が抑えられ、スムーズに刃が吸い込まれていく感覚を味わえるはずです。適合確認の考え方は、当サイトのマキタチェーンソー替刃適合表(選び方とオレゴン互換品番の整理)も参考になります。

比較項目標準タイプ(91VXLなど)竹切り用フルカッター(91F)
刃(カッター)の数標準通常の約2倍
竹への食いつき滑りやすい非常に安定している
刃の寿命(対竹)摩耗が早い比較的長持ちする
目立ての難易度普通数は多いが手順は同じ

エンジン式とバッテリー式の違いを比較

エンジン式とバッテリー式の違いを比較
ビット君

結局エンジンとバッテリー、竹を切るならどっちが良いんですか?

ネジしめ太

作業する場所と量で選ぶのが一番かなと思います!山奥でガッツリならエンジン、住宅街や庭先ならバッテリーが圧倒的に楽ですよ。

特徴エンジン式バッテリー式
パワー非常に強い。太い竹や老竹も余裕中程度。細め〜中径向き
静音性かなりうるさい(近所迷惑注意)静か(住宅街でも使いやすい)
メンテナンス燃料作りやプラグ清掃が必要バッテリーを充電するだけ
重量重め(3.5kg〜)軽いものが多い(2.5kg〜)
始動性スターターを引くコツが必要ボタン一つで始動

私のような趣味の延長で楽しむタイプには、スイッチ一つで始動できるバッテリー式が気楽でいいなと感じます。ただし、最大の課題はスタミナ。ハードに使い続けると15分〜30分程度で残量がなくなってしまうこともあるので、計画的な運用と予備バッテリーの確保が不可欠です。詳しい選び方については、公式サイトなどで最新モデルのスペックを確認してみてくださいね。また、当サイトの竹を切る電動工具の選び方(伐採から処分まで効率化するコツ)でも、用途に応じた道具の選定ポイントを詳しく解説しています。

傾斜地や密集地で竹を伐採する切り方のコツ

傾斜地や密集地で竹を伐採する切り方のコツ

竹林って、足場が斜めだったり竹同士が密集していたりして、作業しにくいことが多いですよね。そんな場所でチェーンソーを扱うときは、まず「逃げ道」を確保することが何より大切です。竹は切った瞬間に予想外の方向に跳ね返ったり、倒れる途中で他の竹に引っかかったり(掛かり木)しやすい性質があります。

切る時は、「回転をしっかり上げてから刃を当てる」のが鉄則です。回転が低いまま当てると、竹の硬い表面に刃が跳ね返されて「キックバック」という危険な現象が起きやすくなります。また、足元が滑りやすいので、スパイク付きの地下足袋や安全靴を履いて、しっかり踏ん張れる姿勢を保つようにしましょう。密集地では無理に一気に倒しようとせず、上の方から少しずつ「段切り」して片付けていくのも一つのテクニックですよ。

密集地での作業手順

  1. 周囲の小枝や邪魔な草を刈り、足場を固める。
  2. 倒したい方向に障害物がないか確認し、退避路を決める。
  3. 重心を見極め、倒れ込みを防ぐためにロープで補助する。
  4. 一気に倒せない場合は、1〜1.5mほどの高さで一旦切り、その後根元を切る。

安全な作業に欠かせない保護具と服装

チェーンソーは非常に便利な道具ですが、一歩間違えると重大な怪我に繋がります。特に竹林は枝がしなって跳ねてきたり、非常に細かい切り屑が目に入ったりしやすいので、フル装備を心がけてください。私が調べた中で、最低限揃えるべきだと感じたのは以下の装備です。

  • ヘルメット:頭上の枯れ枝や、倒れてくる竹から頭をしっかり守ります。バイザー付きがベストです。
  • 防振手袋:チェーンソー特有の激しい振動から手を守り、白蝋病などの予防になります。
  • イヤーマフ・保護メガネ:エンジンの騒音と、飛び散る鋭利な竹屑から耳と目をガードします。
  • 高視認性の服:光が届きにくい暗い竹林内でも、仲間に自分の居場所をはっきり知らせることができます。

普通の軍手はチェーンソーの刃に巻き込まれる危険があるため、絶対に使用しないでください。必ず専用の防振・防刃グローブを選ぶようにしましょう。

厚生労働省からも、チェーンソー作業における安全対策としてガイドラインが出されています。作業を始める前に、どのような事故のリスクがあるのかを確認しておくことを強くおすすめします。(出典:厚生労働省「チェーンソーによる伐木等作業の安全に関するガイドライン」

下半身を守るチャップスや防護ズボンの重要性

実は、チェーンソーの事故で最も多い部位は「足」なんです。キックバックで跳ね上がった刃や、足元で操作を誤った際に接触しやすいからですね。そこで必須なのが「防護ズボン」や、ズボンの上から簡単に着けられる「チャップス」です。これらの中には、防弾チョッキにも使われるような高強度の繊維が層状に詰まっています。

防護機能の仕組み

万が一刃が当たっても、内部の繊維が瞬時に引き出されてチェーンソーのスプロケット(駆動部)に絡みつき、0.1秒といった一瞬で回転を強制停止させてくれます。このおかげで、大怪我になるはずが「ズボンが破けただけ」で済むこともあるんです。最近は日本の夏でも蒸れにくい通気性の良いモデルも増えているので、自分に合ったものを見つけてみてくださいね。

チェーンソーで竹を切る実践的な手順と管理

道具が揃い、安全装備もバッチリ整ったら、いよいよ実践です。竹特有の物理的挙動を理解して、狙った方向に倒し、後片付けまでスムーズに行うための具体的なテクニックを解説していきます。一歩ずつ慎重に進めていきましょう。

  • 受け口と追い口を正しく作る伐倒技術
  • つるを残して竹が倒れる方向を制御する
  • 切れ味を保つ目立てとデプス調整の基本
  • 粉砕機での処分や自治体の補助金制度
  • チェーンソーで竹を切る活動の安全なまとめ

受け口と追い口を正しく作る伐倒技術

受け口と追い口を正しく作る伐倒技術

竹を狙った方向に安全に倒すために欠かせないのが「受け口」と「追い口」の作成です。樹木を倒すときと同じ考え方ですが、竹は中が空洞で繊維が強いため、より繊細な操作が求められます。

伐倒の基本ステップ

  1. 受け口(倒したい側):水平に1/3ほど切り込みを入れ、その斜め上から45度〜60度の角度で切り込み、V字型にする。
  2. 追い口(反対側):受け口の底の高さより、1〜2cmほど高い位置から水平に切り進める。
  3. 見極め:竹が傾き始めたら、すぐにチェーンソーを止めて退避する。

この手順を適当にすると、竹が予期せぬ方向に倒れたり、根元が跳ね上がって自分を直撃したりする可能性があります。一気に切り落とさず、竹が自然に傾き始めるのを待つ余裕が大切です。

つるを残して竹が倒れる方向を制御する

つるを残して竹が倒れる方向を制御する

「つる」とは、受け口と追い口の間にあえて残す、切り残した部分のことです。これが蝶番(ちょうつがい)のような役割を果たし、竹が地面に着くまで倒れる方向を物理的にガイドしてくれます。竹林整備ではこの「つる」をいかにコントロールするかが腕の見せ所ですね。

「つる」の使いこなすポイント

  • つるを左右均等に残すことで、竹がひねられることなく真っ直ぐ倒れる。
  • 竹は繊維が非常に強いため、つるを厚くしすぎると倒れる際に根元が裂け上がる「縦割れ」の原因になる。
  • 逆に薄すぎるとガイド機能が失われ、予想外の方向に倒れてくるリスクが高まる。

竹はとにかく「裂けやすい」のが難点です。地面に近い「節」のすぐ上を切るようにすると、節の強度がストッパーになって、裂けを最小限に抑えられることがあります。これは私も実際にやってみて「なるほど!」と思ったテクニックの一つです。

切れ味を保つ目立てとデプス調整の基本

ビット君

切った後に刃がベタベタして、なんだか動きが悪くなっちゃったんですけど…

ネジしめ太

それは竹の特有成分による『ヤニ』ですね。そのままにすると錆びや故障の原因になるので、早めの掃除が肝心ですよ!

竹を切ると、特有の「ヤニ(樹液)」がガイドバーやチェーンに強固に付着します。これが固まるとチェーンの動きを重くし、最悪の場合はエンジンの故障にも繋がります。セスキ炭酸ソーダや重曹を溶かした水、あるいは専用のヤニ取りスプレーでこまめに掃除して、常にクリーンな状態を保つのが長持ちの秘訣ですよ。メンテナンス全体の考え方は、当サイトのチェーンソーのオイルに100均は代用できる?リスクとコスパを検証でも、日常点検や安全面の注意点とあわせて整理しています。

デプス調整も忘れずに!

刃先を研ぎ続けると、刃がだんだん低くなっていきます。刃の前にある「デプス」という食い込み制限突起も一緒に削って調整しないと、いくら刃が鋭くても竹に食い込まなくなってしまいます。専用のゲージを使ってコンマ数ミリ単位で調整してあげてくださいね。

粉砕機での処分や自治体の補助金制度

粉砕機での処分や自治体の補助金制度

切った後の大量の竹、これをどうするかが竹林整備の最大の悩みどころかもしれません。そのまま山積みにしておくと腐りにくく、景観も損ねますし、タヌキやイノシシの住処になってしまうこともあります。そこでおすすめなのが「粉砕機(チッパー)」の活用です。

竹チップの活用法メリット
マルチング(敷材)雑草の抑制、タケノコ抑制、土壌の保湿
堆肥化発酵させて肥料として利用可能
家畜の敷料消臭効果があり、鶏舎などで重宝される
燃料バイオマス燃料としての利用可能性

しかし、大型の粉砕機は高額で、個人で購入するのはハードルが高いですよね。そこでチェックしてほしいのが、自治体の支援制度です。瀬戸内市や向日市のように、粉砕機を無料で貸し出したり、レンタルの費用を補助してくれたりする自治体は意外と多いんです。「(お住まいの地域名) 竹 粉砕機 補助金」で検索してみる価値は十分にありますよ。

チェーンソーで竹を切る活動の安全なまとめ

ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます。チェーンソーで竹を切るという作業は、適切な道具を選び、正しい手順を守りさえすれば、初心者の方でも安全かつ劇的に効率よく進めることができます。竹専用のフルカッターチェーンを使い、防護服でしっかりと身を固め、「受け口・追い口・つる」の基本を忘れないこと。この3点を守るだけで、あなたの竹林整備は見違えるほど楽になるはずです。

ただし、一つだけ忘れないでください。チェーンソーは強力な刃物です。特に大きく成長した竹や、住宅・電線の近くでの作業、足場の悪い急斜面などは、思わぬ事故のリスクが格段に高まります。少しでも「これは自分の手に負えないかも」と感じたら、無理をせずプロの伐採業者さんに相談することをおすすめします。この記事の情報はあくまで一般的な目安ですので、実際の作業にあたっては、必ずお手持ちの機材の取扱説明書を読み、周囲の安全を十分に確認した上で、自己責任にて行ってくださいね。皆さんの竹林が、明るく健やかな空間に生まれ変わることを心から応援しています!

よくある質問(FAQ)

竹切り用以外の普通の刃でも竹は切れますか?

切ること自体は可能ですが、あまりおすすめしません。竹の硬い皮で刃がすぐに丸まってしまい、作業効率が極端に落ちるからです。また、普通の刃だと竹が縦に裂けやすく、危険な「跳ね返り」も起きやすくなります。

バッテリー式チェーンソーで太い竹も切れますか?

最近の36V(または18V×2)クラスであれば、直径20cmを超えるような太い竹でも十分に切れます。ただし、何十本も連続して切る場合はバッテリーの消費が早いため、予備を2個以上持っておくのが安心です。

竹を切る時期はいつがベストですか?

竹林整備の目的であれば、竹の水分が少なくなって腐りにくい「11月〜2月」の冬季が最適と言われています。この時期の竹は虫も付きにくく、加工して利用する場合にも適しています。

切った後の竹の根はどうすればいいですか?

竹は地下茎で繋がっているため、根元を切っただけでは来年また生えてきます。完全に除去するには抜根が必要ですが、まずは地上1mほどの高さで切り(1m切り)、1年ほど放置して養分を枯渇させる方法が、体力的負担の少ない管理術として知られています。

1人でも竹林整備はできますか?

初心者の方の1人作業は避けてください。倒れた竹の下敷きになったり、掛かり木を外そうとして怪我をしたりした際、助けを呼べないのが一番のリスクです。必ず2人以上で作業し、お互いの距離を適切に保ちながら進めましょう。

竹のヤニを簡単に落とす方法はありますか?

セスキ炭酸ソーダをぬるま湯に溶かしたものをスプレーして少し置くと、ヤニが浮き上がってきやすくなります。頑固な場合は専用のクリーナー(ヤニピカなど)を使うのが最も手っ取り早いです。掃除した後は、錆びないようにオイルを差すのを忘れないでくださいね。

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この記事を書いた人

DIYは好き。でも工具は詳しくない——そんな人のための電動工具整理帳です。
「何を買えばいい?」「代用できる?」「危なくない?」に、家庭目線でサクッと答えます。
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